参議院選挙が始まっています。17日間の選挙期間のうち、まだ5日目だというのに、もう情勢が決まったような報道が出るのは毎度のことですが驚きます。私が初出馬した2010年の愛知選挙区では、菅総理(当時)の唐突な消費税増税宣言で逆風が起こり厳しい戦いを強いられましたが、最後の3日で情勢が変わり何とか3議席目に滑り込ませて頂きました。政党重鎮の発言一つ、候補者の言動一つで結果はいくらでも変わり得ますので有権者におかれては最後まで関心を持ち続け、必ず投票に行って頂きたいものです。

私は常々訴えております通り、参議院のあり方には疑問を持っています。今のままでは参議院の存在価値は低い。参議院には衆議院とは別の機能を持たせ、選挙制度自体も見直す必要があると考えています。6年の安定した任期があるからこそ取り組める政策課題がある筈です。予算は衆議院、決算は参議院というのはわかりやすい差別化ですし、「老後資金2千万円」で再び不安視された年金制度はいよいよ抜本的な見直しが必要ですので参議院が取り組むのに適していると考えます。役割が刷新されればそれに見合う専門家や職域代表を選出すべきであり、例えば米上院のように人口に拘わらず各県の定員を均一にしてもいいように思います。衆議院と同様に一票の格差是正にばかりに目を向けると、合区とかそれに伴う今回の特別枠のようにどんどんおかしな話になっていってしまいます。

とはいえ、今の参議院の制度を前提とした選挙の渦中にあっては、安倍政権に対する中間選挙の意味合いが大きいことを踏まえ、真摯に向き合いたいものです。参議院選挙はあまり身近に感じない方が多いでしょうし、特に郡部にいるとなかなか選挙の熱を感じられないかもしれません。「おらが町の代議士」を選ぶ衆院選と違って候補者も遠い存在かもしれません。なら尚更のこと、政党や候補者の政策を冷静に見て、今の国政に必要と思われる候補者を国政に送ろうではありませんか。政権交代には繋がらなくとも、一強多弱、安倍一強の中で政治の質を少しでも上げることに貢献しそうな候補者を一人でも多く国政に送ることが有権者の責任であり、投票する意義が感じられるというものです。